子どもへの「心配」を「信頼」に変える旅を始めよう
小児脳科学者で小児科医である著者による「脳を育てる」本。
毎日繰り返される生活からの刺激で脳は育っていく。子育ては「脳育て」。可能性のかたまりの子ども。その可能性を引き出すためには脳を育てる順番を守るだけ。
「溺愛」が「干渉」につながり、干渉を正当化するために「矛盾」が生じる。子どもには子どもの価値観がある。それを改めて気づかせてくれる一冊。
この本を選んだ理由
「お水がこぼれるからコップは遠くに置いてー!」
「はさみ使うときは気をつけてよー!」
「そんな高いところからジャンプしたら危ないからダメー!」
思い返すと、こんな声かけが多かった私。
新しいことへ挑戦したがらない娘に対して、「過保護に育てすぎたかな」と反省をするようになってきたときに出会った一冊。衝撃的なタイトルにグサッとくる目次。タイトル的になんとなく本として持ちづらいので電子書籍で購入。
心に突き刺さる言葉たち
自分で決めたことなら、たてえ失敗してもそのあと自分で立ち直れます。
第1章 「かっこつけ」ゆえに矛盾する高学歴親 より
親たちは皆、先回りをして過度に世話を焼いていました。先回りをするのは、自分の子どもを信頼していないからです。
第2章 子育ては「心配」を「信頼」に変える旅 より
親が「良かれと思って」やってしまうことは「善意の押し付け」かもしれません。
第3章 母親の作った弁当をゴミ箱に捨てる優等生 より
「学校で習う以外の知識・情報」がたくさんある子であれば、「いいぞ、うちの子はよく育っている!」、と自信を持ってください。(中略)本当に興味を持って自発的に知識を得ようとする姿が見られるなら脳育ては大成功です。
第4章 「学校の勉強以外の知識欲がある子」に育てる より
労働(お手伝い)の対価として賃金(お駄賃)を親が子どもに支払うのは、筋が通りません。家族各々が生活するうえで助け合うのは当然のことで、対価が発生するものではありません。
第5章 親として毅然とした態度を貫く より
感想
学歴に関係なく、努力をした経験がある人に読んでほしい一冊。
こうすれば良かった、こうしたのが良かったという経験を伝えがち。でも自分で経験してみた方がいいよね。その経験も親が用意するんではなく、自分で選んだ方がいいよね。しかし!それが!難しい!
経済教育の考え方についても勉強になった。お金で苦労したから苦労させたくない?逆に親にしてもらったから子どもにもしてあげたい?自分の結果論は子どもには関係ない。決まったお金でやりくりをする。欲しいものが高くて買えないなら貯金する。子どもだって同じ。なるほど。
子どもに伝えていきたいこと
・おかげ様の気持ち。
なんでも自分でできることは「自立」ではない。
助けを求める勇気。助けを求めてる人を助ける強さ、思いやり。
・失敗談
そんな失敗した親も楽しそうに生きているから自分も大丈夫だという安心感。
私もだけど、他人の失敗談は印象に残るし何よりも勉強になるよね~
【まとめ】大事なことは、早寝!早起き!
生活リズムを整えることが一番大事。
21時までに寝ること!難しい~
以上!
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